不登校時代の不安
私は不登校になってからは、また、違う不安が膨らみました。

不登校になってから、学校には行かなくてもよいと楽になったはずだったのに。
学校へ行かないことで増えた不安が、どっと私に押し寄せてきてしまったんです。
学校へ行っている間は、いじめや勉強が辛く苦しかったし、
人に会うことも辛く、それが無くなったと思うと、安心できた時期もあったけれど。
でも、不登校が続くにつれて、新たな不安が登場してしまいました。
これはあくまで私が感じたこととそれに対しての考え方ですが綴らせて頂きます。
不登校で感じた不安4つ
- 自分の将来
- 同級生との比較
- 家族の態度
1.自分の将来
とにかく先の事が不安になりました。
学校にもいかず、勉強せず、本当にこの先大丈夫なのか不安になっていた。
大学へは行けるのだろうか、卒業は出来るのだろうか?
将来働いて大人になることが出来るのだろうか。もう終わりかもしれないと。
勉強や人と会うことが怖くて、外に出なくなり
学校に行かなかったはずなのに、何故か辛くなる自分がいて苦しくなりました。
休んで元気になるはずが、今度は
焦って将来の不安が増していってますます心は辛いと叫んでいた。
学校も辛い、休んでも辛い。全てが絶望で、未来はないと思ってしまった。
でも、そんなことはなかったです。時間を掛ければ、光が見えました。
何年もかかったけれど、あの頃、感じた先の不安は、
小さな小さな狭い世界しか知らない、私が作ったものでした。
良い大学へ行くことだけが、良い人生でもないし、
勉強ができることが、素敵な将来ではないと、今は感じています。
あの時はそれが全てとしか考えられなかったから、焦ってしまっていただけで、
資格なんて元気になってから挑戦できるし、大学だって何歳だって行くことだってできる。
働くことだって、仕事がたくさんある世の中
社会を知らなくて、最初は悩むこともあったけれど勉強して挑戦はいつだってできた。
自由に生きられる世の中で、
経歴や年齢に囚われず働いている人は沢山いると今は知りました。
今が苦しくて出来ないことに焦っても、心は休まらず、苦しみは増すだけだった。
先の事はこの先元気になった時に、考えて進めばよかったと思います。
まずは家で、心を休ませてあげて、元気を溜める事だけで十分でした。
しっかりお休みをすれば、気が付くと元気になります。
年数はかかったけれど、少しづつエネルギーが溜まっていくんです。
元気になれば、自然に何かが出来る力が生まれます。
そのための大切な充電期間だから、焦る必要はなかったのです。
将来へ不安を感じたら
- 焦らなくてもなんとかなる
- 将来の道は沢山ある
- 今休むことが大事
- 休めば元気が溜まる
2.同級生との比較
不登校が続くにつれて、周りの同級生を思い出し、苦しくなりました。
同い年の人達は、勉強が出来て、学校にもちゃんと通うことが出来ている。
それが羨ましく苦しく、不安でした。
自分だけ取り残されているようで、同い年の人に会うことも怖くなっていった。
会ったら馬鹿にされるかもしれない、だから、外に出るのが怖いのもありました。
高校生の年齢では、高校へ通うことが当たり前。
そう思い込んでいたからこそ、不安は強かった。
でも、人生はどこで休んでも大丈夫でした。
私は大人になってから高校に通う人、社会人になってから、大学を目指す人。
四十歳で高卒の資格を取る人を知った。
当たり前に学校へ通えない人は沢山いるのです。
今行けなくたって、勉強をできなくったって何歳からでも、チャレンジできる。
だから、行けなくたって今が人生の夏休みだと思い、
周りと比較する必要なんかなくて自分のペースで良いのです!

周りと違っても大丈夫
- 何歳からでも挑戦できる
- 今は人生の長い夏休み
- 皆が当たり前だと思わなくても良い
3.家族の態度
私は家族の態度で不安が増えました。
母は不登校になった私を見て困っていたし「卒業はしなさい」と強く言っていた。
私が不登校になり泣く母を見て、不登校はいけない事なのかと苦しくなった。
もちろん、母にも余裕は無くで私を受け止められなかったのもありますが、
〝不登校は良くない事、なんとかしなきゃ〟という態度が私を苦しめていた。
家族が私を見て、辛くなっていると、私はダメな人間なのだと自分を責めました。
でも、今思うと不登校はいけないことではないと私は思いますし、
それが自分のペースでいいともっと受け止めてもいいのではないかと思います。
良い大学も絶対ではないし、勉強も絶対ではない。
学校は絶対でもないし、行けないことで責める必要はない。
行けなくて家族が悲観的になれば私もなるのは当たり前で、
それでも大丈夫だよと、周りが受け止めることが前に進むために繋がる事だと思います。
もっと受け止めてほしい
- 家族が受け止めれば前に進める
- それが私だと受け止めてほしい
- 家族が悲観的になれば自分を責める
まとめ

不登校で感じた不安4つ
- 自分の将来
- 同級生との比較
- 家族の態度
安心して休んで大丈夫!
不登校になったからって将来が無くなる訳じゃない
同級生と違ったてなんにもおかしくなんかない。
私は不登校の頃不安になっていたけれど、安心して休んで大丈夫だった。
不安になって焦るより、安心しゆっくり休むのがエネルギーも溜まりやすい。
家族からの視線には苦しい時もあったので、
周りの人はもっと支えて受け止めてほしいなと思います!!!
そして、今は大事な休養期間なのだと自分の心と向き合い
ゆっくりと休みながら、自分が楽なペースで前に進めばいいのです。