アニメ・漫画

私が不登校の頃はとにかくアニメにハマりました。
テレビで見ることもありましたし、漫画を読み漁ることも
アニメ雑誌を読むことも沢山ありました。
しかし、不登校になるまでの自分はそこまで
アニメにハマっていたかというとそうではなかったです。
確かにアニメや漫画を見て楽しむことはありましたが、
辛い時期が増えれば増えるほど、アニメに没頭する自分がいました。
でも、それは何でだったのでしょうか?
ハマった理由
- 唯一の楽しい
- 現実逃避
- 元気を貰う
- 生きる希望
1.唯一の楽しい
とにかくアニメを見る時間と漫画を読む時間が、
不登校時代の私にとって唯一の楽しい時間で、
それがあったから頑張って生きようと辛くても思えた。
あの頃、楽しくて楽しくて、私はアニメや漫画を
いつもたくさんたくさんたくさん見ていました。
学校に通っていたら、学校の友達と遊びに出かけたり、
部活に打ち込んだり、将来に向けて勉強を頑張ったり、
自分の為に打ち込める楽しい時間はあったのかもしれません。
しかし、人が怖く学校に行けない私は、友達も怖いし、
勉強も遅れていて不安だし、将来なんて絶望しか無くて終わりだと思って
しまうくらい辛くて辛くて、なんにもなくて、苦しい不安が渦巻いていました。
でも、心の傷を負って学校に行けなくなっていても、
不安な将来を怖いと思いながらもアニメや漫画があったから、
唯一の楽しいと思える時間ができて救われていたんです。
2.現実逃避
アニメや漫画に熱中すれば現実逃避が出来ました。
いじめられて辛い自分や、上手くできない勉強。人間関係が思うようにいかなくて
苦しむ自分を忘れて、アニメや漫画の世界に飛び込めたのです。
とくに面白いアニメや漫画ほど時間が経つのが早く熱中し、楽しく見ていたものです。
しかし、その時間が終わると、辛い気持ちで支配されてしまっていたのを覚えています。
それくらい、不登校の時期は苦しくて、
楽しいと思えることも、辛い気持ちを和らげられる何かもなかったから、
アニメなどの別世界のお話を見ることで楽しく、心を癒し回復させていたんだと思います。
3.元気を貰う
辛い時間は沢山あった不登校の自分だったけれど、
アニメや漫画を見ることで元気を沢山貰いました。
アニメや漫画って、暗い話もあるけれど、主人公が目標の為に諦めずに頑張ったり、
ヒーローになったり、仲間と支え合って生きたり、自分の現実で起こっていたような
苦しい状況でも諦めずに立ち向かって、前を向いて頑張っていることが多いんですよね。
だからこそ、ひとつのアニメ熱中して最終回まで見終えた時に、
感動して涙を流したり、自分も辛いけれど頑張ってみようと思えました。
例え、二次元の話で、現実とは違うとしても
誰かが頑張ったりする姿って、背中を押されるものです。
きっと自分も本当はああなりたい、負けたくないとアニメを見ながら
思っていた時もあっただろうし、どこか明るく前向きになれた自分がその時はいました。
そして、ギャグマンガやギャグアニメを見た日にはたくさん笑いすぎて
スッキリできたし、笑うことで自分が元気になっていたと思います。
4.生きる希望
アニメや漫画が生きる希望でした。
だって、私は不登校時代辛すぎて生きていたくないと
思ってしまっていたくらい辛かったんですもん。
私は、いじめや勉強のプレッシャー、家庭環境。いろいろな理由で
不登校になり高校卒業してからも、何年間か引きこもってしまったし、辛かったです。
家にいても楽しいと思える何かもなくて、毎日無の状態で辛い気持ちだけが
くっついて私は苦しみながら過ごしていました。
周りの同級生はもう社会人や大学生なのにと自分を責め、
将来が不安になったり、明日を迎えるのさえも、辛くて辛くて苦しかった。
でも、アニメの放送があったんですよ。
アニメって、アマゾンプライムとかではなく地上波とかだとだいたい
春夏秋冬で放送時間だとか曜日が決められ、基本週に1回1話で30分の放送があります。
だから、面白いアニメを発見しては見て、「また来週まで待てないなあ」なんて過ごし、
明日が来る辛さより明日、明後日来週のアニメを見る楽しみが出来たんです。
続きが気になるアニメなんて、1週間ワクワクしながら次回の放送を待ちましたよ(笑)
アニメくらいしか楽しみにできることが無かったのもあるし
将来に対しての不安が大きく、苦しんでいたからこそ
アニメの次の放送が生きる希望だったんじゃないかなあと思います。
そして、その楽しみが増えて明るくなったことで時間はかかったけれど回復し、
社会人の道へと足を踏み進めることが出来たのでアニメには感謝しています。
まとめ

ハマった理由
- 楽しい時間
- 現実逃避
- 元気を貰う
- 生きる希望
辛かったからこそ、アニメが希望だった。
不登校で何もできない自分を責め、周りの同級生に置いて行かれると焦り、
自分の現実に不安を感じ辛かったからこそ、アニメを見ることで心を楽にできた。
そして、辛い時期に楽しいと思える時間が
あったからこそ回復し、前に進め社会人になることが出来た。
もし、辛く苦しく落ち込む時期があっても、自分が楽しめる、
嫌なことを忘れられる何かはずっと大切にしていって欲しいなと思います。
