不登校はダメじゃない
不登校は決してダメなことではない。
だけれど、親御さんの行動で子供は大きな不安を抱えてしまう場合があります。
周りの環境や周りの人の考え方に影響されて
自信が無くなってしまったり、苦しむケースもあります。
だからこそ、気を付けて欲しい点がある!

してはいけない4つ
- 悲観的になる
- 普通の押し付け
- 現状を聞かない
- なんでと聞く
- 本人の気持ち
1.悲観的になる

「うちの子が学校へ行けないなんて……」
そんな風に悲観的になってはいませんか?
実はそれ、子供にはかなりのダメージがあります。
もちろん、親にとって学校に行くことが当たり前なら急に学校へ
通えなくなった子供に対してショックは受けてしまうのかもしれません。
しかし、そんな姿を見てしまった子供は
「あぁ、不登校って悲しい事なんだ」
「不登校っていけない事なんだ」
と思ってしまい、心が苦しくなってしまいます。
両親が辛そうにしている姿を見れば、
自分を責めてしまったり、落ち込んでしまうでしょう。
だからこそ、〝自分のペースで大丈夫〟それがあなたのペースなら見守るよ、
と明るい姿勢でいることが子供の不安の軽減に繋がっていくのではないかと思います。
2.普通の押し付け

学校へ行くことが普通だと言うのは辞めましょう。
確かに、今のお母さんお父さん世代は
学校へ行くことは当たり前で行かないなどありえん!
と思ってしまっている人もいるかもしれません。
ですが、〝普通〟〝当たり前〟と言うのは
私はどこかストレスになるし、違う気がするのです。
行きたくともいけない状況があったり、辛くて学校に足を運べない子供は沢山います。
当たり前に通えている子もいれば、様々な苦しみを抱え、通えない子がいるのです。
義務教育だから、普通に通ってほしいと思う気持ちは分かるのですが、
その〝普通〟という言葉が子供にとって大きな負担になっている可能性もあります。
私は、行きたくても事情があり通えていないのに
「普通に通える時が来るといいね」と言われ何気ない一言で、
学校へ行くことは普通で、自分は普通でないのだと責めてしまった時がありました。
私は学校へ通えることは〝特別〟なことだと思います
そして、何が普通だとか当たり前はありません。
みんながしているから、普通というのも違います。
だからこそ、子供のペースと向き合いながら何が普通だからと
自分の考えを押し付けずに子供にとっては通うことが
特別だと思っている学校に対しての考えに向き合ってほしいなと思います。
そして、学校に通える時がもし来たら特別なすごいことが出来たのだとほめて欲しい!
3.現状を聞かない

今、本人がどんな現状なのか聞かないのはNGです。
子供が「嫌なことを言われる」に対し、
「その友達とは付き合わなくていいよ」と簡単に返すようなことは辞めましょう。
今、辛い状況の本人にとって学校でなにが起こっていて、何が辛くて、何が嫌か。
どんな気持ちが生まれているかもっと詳細に聞き取りましょう。
解決する為の行動よりもまず聞くのは気持ちが重要です。
本人が言いずらいのなら、いいやすそうなタイミングを見てどんな友達と
付き合っているのか、学校でどんなお話をするのか。その時になんて言われるのか。
どの時間が行きたくないか。朝起きた時の気持ちや、帰るときの気持ちなど、
少しづつ聞いて学校でどんなことが起こっているのか聞いてあげましょう。
そして、本人はこれからどうしたいのか寄り添いながら一緒に考える努力をしましょう。
なかなか、自分で考えるというのは出来ないことも多く、
一緒に考える手助け・サポートというのも重要になってきます。
その時も、今の本人の気持ちを大切にして、
指示をするのではなく、提案という形で聞いてみましょう。
4.なんでと聞く

なんで学校に行けないの?
なんでこれができないの?
そう聞くのは辞めましょう。
何でと言われたって本人はそのなんで?が分からない場合もある。
それに、そう聞かれてしまうと、責められている気持ちにもなります。
なんで?という質問は、なんでできないの?にも聞こえるし
出来ないことを否定されてるようにも捉えられる気がします。
なんでできない?よりは、なにがあったかな?や
どんな辛い事があった?胸が苦しい時ってあるかな?それは辛かったね。
頑張ったね。どう解決していこうかな?どうしてみたいかな?
など、本人の自分の気持ちに寄り添うような
導いてあげられる質問をしてあげるのがベストかなと思います。
本人も、一緒にひもを解いていくことで
自分の気持ちに気が付き楽になる場合もありますし!
5.本人の気持ち

本人の気持ちを通り過ぎることは辞めましょう。
まず、一番大事なのは子供の気持ちです。
子供がこれからどうしたいのか。
どんな気持ちで今過ごしているのかが一番。
だから、その気持ちを第一に一緒に過ごしましょう。
いくら、こうなってほしいやああなってほしい。
学校にはいつまでに通えるようになって欲しい。
そんなことを言ったって子供にとっての
不安になるだけで大きな負担や焦りにもなっていってしまいます。
子供にとっては大きなプレッシャー。
大人の要求は辛いを生み出す元ともなりますので、
焦らず長い目で、ゆったりと見守ってほしいと思います。
人生はまだまだ長いですから、そんなに焦って大人側が
こうしなきゃやああならないとは作らなくて良いと思います。
両親がゆったりと過ごすことで、
子供も先をゆったりと構え、考えられるようになるのではないでしょうか?
まとめ
してはいけない4つ
- 悲観的になる
- 普通の押し付け
- 現状を聞かない
- なんでと聞く
- 本人の気持ち
子供の気持ちを第一にお話をしよう!
悲観的な言葉を使えば本人も落ち込んでしまう。
こちらの考えよりも、本人を第一に!
傷ついていたり、デリケートな時期だからこそ家族の態度や声に子供は敏感になりやすい。
家族がゆったりと構え、本人の気持ちを
大切に動くことで少しづつ、本人が生きやすい扉が開いていくと思います。