学校へ行けない

学校が辛くて行けそうにない……学校へ通うことが出来ない。
そう悩む子供は現代に少なくありません。
皆、様々な事情を抱えて通うことができなくなってしまうことがあります。
それは、学校での人間関係や勉強へのプレッシャーなど
子供によっても様々で、皆それぞれ辛い気持ちと闘っています。
しかし、不登校になってしまってから辛いと感じるのは子供だけではありません。
両親もどうしてあげたらいいのかわからず最初は悩んでしまうものですし、
対応の仕方も子供の状況によって様々なので正解は無く難しいものでもあります。
でも、そんな中でも努力してできることはあります。
両親が苦しそうな子供に対して、できることはあるのです。
一番辛いのは子供自身ですが、そんな子供がひとりで悩み抱えなくても済むよう
心を救ってあげられる身近な人は親でもあります。
両親の少しの行動や声掛けで子供の心の回復も早くなるので、
是非、自分の子供の為にできることを今回この記事で考えてみて欲しいです。

できること7つ
- 家に居場所を作る
- 安らげる環境を作る
- 逃げ場を提案する
- 気分転換を提案する
- 楽しい事はやる
- 3食・睡眠・運動
- 相談相手を作る
1.家に居場所を作る
一番大事なのは家に居場所を作る事です。
子供にとって心を休ませることが出来る一番身近な場所は家です。
そんな家に、子供にとって居心地が良いと思える場所を作るのはとても大事で、
ひとりになって静かに眠れる部屋だったり、ぼーっと外を眺められるベランダだったり、
家や子供によって様々居心地が良いと思える場所はあると思います。
常に親と一緒にいるのもストレスになってしまう場合もありますし、
適度にひとりで休むことが出来る居場所は心を穏やかにしやすいです。
親側もどうしても一緒にいると色んなことをつい言ってしまったりするので、
子供が静かにひとりで安心できる場所を作ることを心がけましょう。
2.安らげる環境を作る
子供にとって安らげる環境を作るのも大事です。
例えばですが、兄弟が多くて毎日みんながうるさいだとか、
両親の言い合いが多いだとか、周りの環境が悪いと心穏やかに休むことも、
自分と見つめ合う時間を取ることも上手くできません。
学校へ行けない子供にとっては家が一番身近な唯一心を休ませられる場所に
なるので、できるだけ周りの家族が協力して落ち着いた環境を作ることが大事なのです。
3.逃げ場を提案する
学校が辛く通えない場合、上記で書いたように家が唯一の休むことが出来る場所に
なるわけですが、家にいても辛い場合心を休ませることのできる場所はありません。
だからこそ、家で何かあった時の為に逃げ場所を作れるように子供と話しておきましょう。
それは、図書館やデイケア、カウンセラーの先生がいる場所、祖父母の家、
習い事など居心地が良いと思える第2の居場所ならどこでもいいです。
自分が心を穏やかに過ごせる場所が無くなった時の為の保険を作っておくのです。
安心して休める場所がひとつでも増えることで回復は早くなります。

4.気分転換を提案する
辛い・苦しいと子供が感じている時は気分転換できることを提案してみましょう。
また、子供が喜ぶ場所に両親が連れていくのも良いです。
ちなみにですが、私の場合は入浴剤を入れて長風呂する・音楽を聴く・映画を見る、
面白いお笑いを見るなど様々なことをしてリラックスさせていました。
辛いことがあっても気分を変えて楽しくなれば、
自然と日々が明るくなりポジティブに考えられるようにもなるものです。
5.楽しい事はやる
子供が楽しいと思う事は否定せず見守りましょう。
学校へ行けなくてつらい時というのはネガティブに考えすぎて不安になってしまうことも
多く、なかなか自分でその闇から抜け出せなかったりもします。
しかし、そんな時に自分にとって楽しい何かがあると勇気が出たり、
明るく慣れたり、自然に前向きになることも出来ていたりします。
私の場合、父が海釣りに週末は連れて行ってくれてそれが楽しくて辞められませんでした。
外で活動することで体力もついてかなり回復しました(笑)
外でのアクティビティでも、ゲームなどでもいいので
楽しめる時間を大切に過ごしていって欲しいなと思います。
6.3食・睡眠・運動
生活の基礎の3つはとても大事なので両親が協力して守ってほしいです。
運動は辛い時は無理をしなくて良いのですが、きちんと朝昼晩ご飯を食べることと、
睡眠時間を毎日決まった時間に取ることは頑張ってほしいです。
なぜなら、まず食事に関しては、1日を活動する為のエネルギーになる
生きる為に大切な行動だからです。この食事かしっかり決まった時間に3回できないと
体調を崩してしまったり、心の大きな不調に繋がってしまうので意識しましょう。
また、睡眠に関しては朝同じ時間に起きて夜同じ時間に寝ることを意識してほしいです。
時間関係なく好きな時間まで毎日寝て起きてしまうと昼夜逆転してしまい、
生活リズムが乱れてこれも体調を崩す原因になってしまったり、
元の生活へ戻ることが難しくなってしまうからです。
対策としては運動を1日のどこかですることが挙げられます。
1日のどこか15分でもいいので運動をすることで体が疲れて、
夜には決まった時間に眠りにつきやすくなります。
自宅で出来る運動も今は多くあるので、外に出られないのなら挑戦してみましょう。

7.相談相手を作る
両親だけでなく子供が相談できそうと思える相手を作っておきましょう。
子供には両親には言えないけれど、他の人になら伝えられることもあるかもしれないし、
両親が忙しそうだったりしてなかなか言いづらい時期があると我慢してしまうものです。
だからこそ、逃げ場・第2の居場所と同じで子供が悩みを打ち明けられそうな
相手というのを作っておくのも何かあった時安心材料になります。
それは、祖父母でも学校の先生でもカウンセラーの先生でもいいですし、
子供にとって安心できる相手なら誰でも構いません。
なかなか、打ち明けられる相手を作るというのは難しいこともありますが、
これができると子供の不安も大きくなる前に解消できます。

まとめ

できること7つ
- 家に居場所を作る
- 安らげる環境を作る
- 逃げ場を提案する
- 気分転換を提案する
- 楽しい事はやる
- 3食・睡眠・運動
- 相談相手を作る
- 居場所を作って休もう!
- 楽しい事はいっぱいしよう!
- 生活リズムを整えよう!
- 話せる相手を増やそう!
子供にとっては学校へ行くことも学校へ行けないことも、
全てが不安で苦しいはずだからこそ不安を和らげて明るく進めるように
両親が協力してサポートしていく必要があります。
今まで頑張って我慢してきた分、心に正直にありのまま生きれるよう
自分を見つめる時間や環境を作って上げて下さい。
安心して過ごせることで、学校へ通いたいとポジティブに考えられる日は近づきますよ!

