成人式へ行くべきか悩む人へ

もうすぐ成人式の季節ですね。
コロナ禍になってから成人式が自粛になったり縮小で実施したりと
かなりコロナ前よりも変わってきてはいるのですが、
私が成人式の時には式と同級生大勢との会食が実施されていました。
しかし、私は成人式も同級生との会食も行きませんでした。
なんなら、振袖を着ることも無かったのでその分お金は浮きました……汗
でも、私は後悔はしていません。
その時の私は統合失調症という精神疾患も抱えていたし、
過去の同級生に対し強い怖さや嫌な思いでしか出てこなかったからです。
もし行っていたら過去を思い出して苦しくなって前に進めなかったかもしれません。
今となっては同級生に会うことも話すことも昔ほどは抵抗感はありませんが、
やはり辛い想いを過去にしていると過去の人が集まる場所に行きたいとは思えないし、
行きたくないと思うことはおかしいことでもなく当たり前にあることだと思います。
そんな私が成人式へ行かなかった理由や考え方についてお話していきます。

成人式へ行きたくない
- 過去に辛い想いをしていた
- 周りと比較して苦しかった
- 単純に同級生が怖かった
- 写真だけでも良い
- 無理に参加する必要は無い
- いつか同窓会に行ける時が来る
過去に辛い思いをしたから
私が成人式や同級生との集まりに行かなかったのは過去に辛い思いを抱えていたからです。
もしかしたら、周りの同級生にとっては忘れてしまった気にならないことかもしれません。
しかし、私にとってはとても辛く苦しい思い出だったからこそ、
その思いを成人式で掘り返したり考えるきっかけになるのは嫌でした。
もちろん行くことで楽になったり案外吹っ切れる場合もあるかもしれませんが、
いじめなどで出来た心の傷は簡単に取れないし
された本人が一生背負い続けることもあるくらいです。
だからこそ、その傷を広げないように成人式に行かないのも
ひとつの大事な選択だと感じ私は成人式に行かない選択をしたのです。
そして、後から聞くと成人式に行かなかったのは私だけではありません。
他にも色んな気持ちを抱えていかなかった人もいるので全員が全員参加するとは
限らないし行かないことがおかしなことではありません。
成人式は成人になったという大事な式典でもありますが、
これからを明るく大人として生きるための節目でもあります。
あなたがあなたらしく大人になる為に楽しい思い出を作ることも大事です。
だから、苦しくなって悩むくらいなら無理する必要はありません。
私は統合失調症という疾患を抱え苦しかったので家で休んでいて良かったと感じています。
周りと比較して苦しかった
成人式を行う年の私は引きこもりでした。
高校生の頃は不登校でしたし、周りの大学生や社会人の同級生をみると
とても苦しい気持ちになってしまうことが多くありました。
周りと比較して辛くなってしまったんです。
だから、自分をこれ以上苦しめないためにも成人式に行かない選択をしました。
成人式前に声を掛けてくれた同級生にも主治医の先生にも
「成人を祝う門でだから辛くなるなら行かなくてもいいんだよ」
と言葉を投げて貰って楽になったのを覚えています。
単純に同級生が怖かった
もうかなり昔のことなのに成人式で会う昔怖かった同級生に会うことに恐怖を感じました。
色んなことがあった小学校中学校・高校生活でそのまま不登校になって
会うことの無くなった同級生達に自分がどんな気持ちで会えばいいのか不安だったし、
同級生側もどんな気持ちで私に会ってくるのか怖く感じていました。
だから成人式には行きたくなかったんです。
成人式に行くまでに考えなければいけないことがたくさんあって私は苦しかった。
もしかしたら、同級生にとっては忘れ去っていることかもしれませんが……。
嫌な思い出は忘れたくても付きまとってくるものです。
だから、どんなに同級生が忘れていても辛い本人にはずっと残ってしまうのです。
そんな同級生に対する思いを会って酷くさせる必要は無いと私は感じて行きませんでした。
写真だけでも良い
成人式に行きたくない気持ちを強く考え辛いのなら
記念として写真だけ撮っておくだけでも問題はありません。
成人式は強制ではないしみんながみんな参加している訳でもありません。
だから、それぞれの形があっていいのです。
同級生に会いたくないと考えるのなら、自分が出来る成人式で良いのです。
大事なのは自分らしくこれから大人の道を歩んでいくことです。
無理に参加する必要は無い
成人式には無理に参加する必要はありません。
もちろん参加して自分が仲間と再会し楽しい思い出を作れるのなら、
それはとても素敵なことですが、お祝いを心から喜べなくなるくらい
辛くなるのなら無理に参加する必要はありません。
成人式の参加は強制でもないし、同級生が全員参加している訳でもありません。
自分が出来る範囲の成人式の形でいいのです。
信頼している人がいるのなら後日その人たちとだけ数人で集まってもいいのです。
いつか同窓会に行ける時が来る
成人式に参加しなかったとしても年数が立ったときには
自然に同窓会に参加できている時もあります。
人は考え方も心も気持ちも時間と共に変化もあるし成長もあります。
今が辛くても大人になった時には昔のことを今とは違う見方が出来ている時もあります。
ちなみに今の私は昔ほど同級生に対し強い抵抗はありません。
たまに地元に戻った時に同級生にすれ違ったりするとその場で話したり
盛り上がってしまうこともちらほらあるくらいです。
もしかしたら、今の自分が同級生に会えるような心の準備が出来ないだけで、
余裕ができたら気楽に会える日も来るのかもしれません。
考え方は人それぞれだし人生も人それぞれなので一概には言えませんが、今、
成人式に行けなくてもいつか同級生と分かりあえたり集まれる時も来るかもしれません。
まとめ
成人式へ行きたくない
- 過去に辛い想いをしていた
- 周りと比較して苦しかった
- 単純に同級生が怖かった
- 写真だけでも良い
- 無理に参加する必要は無い
- いつか同窓会に行ける時が来る
お祝いの大事な日を心から楽しめないくらいなら無理をしなくてもいい!
成人式はそれぞれの形があり、絶対はありません。
それに過去に辛い思いをしているのなら行きたくなくなるものです。
同級生に会いたくないからと行かない人もたくさんいます。
でも、せっかくの大人の仲間入りですから写真を撮るだけでも
思い出に残るので是非、自分にできる成人式を考えてみましょう。
親しい友達だけと集まるのでも全然いいし、
私みたいに苦しさから誰とも会わずただ家にいるのもおかしくはありません。
あなたが安心して大人へ成長していくために自分にできる成人式でいいのです。

