不安で仕方ない

世の中にはメンタルが強く何事も平気で取り組める人もいますが、
心配症で毎日様々なことに不安を抱いてしまい苦しんでいる人もいます。
私は今は不安になったり心配になってしまうことは減りましたが、
昔は何事も心配や不安に支配されてしまいいっぱいいっぱいでしたし、
そんな自分の性格のせいで眠れないことも多くありました。
心配性すぎて明日の持ち物だって何度も確認したり、
不安過ぎて失敗したらどうしようと頭の中で一日中考えてしまう過去もありました。
そんなに心配する必要なんてなくて、本当はなんとかなるのに。
でも、心配になってしまうものは心配だし。
不安なものは不安だし。
考えるなと言われても考えるのはなかなか辞められないものです。
そんなに簡単に直せるものでもないです。
でも、人はなんで心配になったり不安になったりしてしまうのでしょうか?
理由5つ
- 自信が無い
- 完璧を求めてしまう
- 失敗経験が無い
- 適当ができない
- 考えすぎてしまう
1.自信が無い
自分に自信が無くてとにかく不安になってしまう。
そんな人は少なくありません。
やったこと無い仕事、初めての受験、経験のない明日……。
それらに対して前向きに挑戦できる人もいれば、
不安で仕方なくて落ち着かず、眠れなくなってしまう人もいます。
何事も自信が無いまま当日を迎えるのはとても不安になるものです。
勉強を計画的に進められないまま迎えた試験、準備万端でないまま迎えた就職活動の面接。
そんな状況で迫る当日は怖いし、心配になります。
だからこそ、試験勉強など何事も準備は計画的にやるだけでなく、
〝自分が自信を持てるレベル〟になるまで念入りに準備しておきましょう。
大事なのはちゃんと準備するだけではなく、自分の心が納得して安心して
迎えられるような準備をしておくということです。
もちろん、どんなに対策をして準備をしても不安に駆られてしまう人も時にはいます。
しかし、自分の心に安心や余裕を持てる準備をするだけで心は変わっていきます。
2.完璧を求めてしまう
常にこうでなければならない・こうしていたい・ちゃんとやりたいと
真面目に考えることは悪い事ではありません。
その為に、毎日最善を尽くすのもすごいことだし、
一生懸命、何事も取り組めるのは素敵なことではあります。
しかし、完璧にしなければいけないのだと考えすぎた結果、
ちゃんと何事も取り組めないと終わりだ・ダメだという考えも根付いてしまいます。
その結果、常に100%でなければ自分の中で勝手に許せなくなってしまい、
より完璧を求めようと焦ったり、不安になったり、心配が増えてしまいます。
人が完璧に生きる必要なんてありません。
でも、常に完璧でいることに安心したい人もいます。
しかし、完璧でいようとすることへの安心は、
常に不安や心配に追われることの裏返しです。
できなかったら終わりで安心できない、完璧にしなければいけない。
安心する為に完璧にやらなければいけないと不安と恐怖に追われることになります。
だからこそ、先が不安になったり心配で辛くなるくらいなら
一度、100%で生きるのを辞めましょう。
雑でも、満点でなくても、ちょっとズレていても何か言われてもいんです。
時にはありえないくらいできなくたって笑えちゃうくらい失敗したっていい。
できない自分もちゃんと受け入れて、認めながら生きていきましょう。
3.失敗経験が無い
上記のように完璧を求めてしまうことで、失敗は絶対出来ない!と考える人もいます。
完璧を求めることで失敗を恐れ、失敗をしないように生きる人は少なくないのです。
失敗したら終わりだ……と考えてしまう人が世の中にはいて、
失敗をすることをあまり経験しないまま人生を進んでいます。
私は実際そうで、学生の頃は次のテストで80点以下の教科があればもう終わりなんだ、
明日の朝、髪の毛を綺麗に整えれなかったら笑われて終わりなんだ。
テスト中にトイレに行くのは恥ずかしくてあってはならない事だと極端な考えになり、
完璧主義の0か100思考で、自分があってはならないと思ったことに対しては
失敗したら終わりでそうしないようにしなければどうしようもなくなると思っていました。
常に自分が失敗だ、恥ずかしいと思うことに関しては絶対なんとかして対策をし、
自分を守らねばと常に不安と心配に駆られて苦しかったのを覚えています。
そして、失敗だと感じることをしないで生きてしまっていました。
本当は失敗はしていいし、自分の失敗だと思っている失敗はそこまで
心配や不安になるほどの大きな失敗ではなくなんとかなるのものです。
でも私は失敗をしてもなんとかなる・大丈夫という経験をせず避けすぎてしまった結果、
失敗に対しての恐怖は持ったまま歳を取りました。
だから大人になっても常に不安と闘って苦しんでいました。
絶対忘れ物はしないようにしなければいけないと夜は何度も荷物を確認したりして。
しかし、私は大人になってしばらくして失敗経験を積み重ねるにつれてやっと
「失敗してもなんとかなるしへっちゃら!」と気楽に生きれるようになりました。
できるだけ失敗を沢山して、「失敗は確かに悲しいけれどなんとかはなる」と
気楽に構えられるようにすることで不安や心配に支配されなくて済みます。
失敗をしないで怖がって逃げた分は、もっと大きな不安や心配を抱えて生きる
ことになってしまうので、思い切って失敗をしてみることも大事です。
つまり、失敗する勇気も大事なのです!(笑)
4.適当ができない
これも完璧主義や失敗が出来ないことと同じような話になります。
適当が出来ないことで上記のように
完璧を求めすぎるあまり、常にきっちりと抜け目なく何事もこなしてしまうのです。
〝適当〟という言葉は悪くとらえてしまう人もいるかもしれませんが、
決して雑だとかサボっているという意味ではありません。
グーグルで検索してみれば分かると思いますが、
丁度よいの意味合いだったり要領が良いなどという意味になります。
これはとても大切なことだと私は思います。
私はそこまで全力を発揮しなくても適度に休みながら、適度に力を抜きながら
前に進んでいくことで自分らしく自分を大切に生きていけると感じています。
失敗を恐れたり、完璧を目指すことで不安や心配に駆られるのと同じで、
適当にできないことでその苦しさは増えてしまいます。
だからこそ、適度に頑張る・適度に進むということをして欲しいです。
先が不安で仕方ないなら、一度肩の力を抜いて適当を意識してみましょう。
意外と何とかなりますよ!
5.考えすぎてしまう
何事も深く考えすぎてしまい、不安や心配を増大させてしまうこともあります。
考えることはとても良い事ですし、大事なことでもありますが、
歯止めが利かなくなるほど考えすぎてしまっては心が疲れてしまうし、
不安や心配を何度も考え続けることで大きくさせてしまうこともあるのです。
まだまだ先の試験や、まだまだ先の将来を今から考えるのは素敵ですが
心配に思ってしまうほど何度も何度も同じことを頭の中でぐるぐるさせてしまうのは
良くありません。だいぶ先のことはだいぶ先にしかわからないし、
そこまで苦しくなるまで考えるくらいなら、今やるべきことを考えたいものでもあります。
でも、そんなに簡単に考える癖って治せません。
実際私がそうでした。
だからこそ、思考回路が止まらなくなって苦しくなった時は、
自分なりの切り替えを作っておきましょう。
温かい飲み物を飲むだとか、音楽を聴く・テレビを見る。
長風呂をする、カラオケに行くなど人それぞれですが楽しい事や発散できることなどで
心をリラックスさせてみたりして脳内を大きく切り替えていきましょう。
まとめ
理由5つ
- 自信が無い
- 完璧を求めてしまう
- 失敗経験が無い
- 適当ができない
- 考えすぎてしまう
何事も不安や心配を抱く人は頑張り屋さんが多い!
いつも頑張っているからこそ、時には休憩をしてみましょう。
そして、そんなに思いつめなくても何とかなるものです。
適当だっていいし、失敗したっていいのです。
そんなに一生懸命完璧を求めて走らなくても、大丈夫。
人生はゆっくり歩いたって何も問題はありません。
きっと、何事もゆっくりと歩けるようになった時には
今よりも心配や不安が減って、楽に生きられるようになっているはずです。
