卒業できた

私は不登校になり全日制高校から通信制に転入した過去があります。
なぜ、通信制高校に転入したかというと、卒業をしたかったから。
1年生の冬に通信には転入したのですが、転入前は進学校に在籍していて、
ほとんど学校へ通えない日々だった為に、留年するかもしれないという考えが
頭の中をぐるぐると駆け巡って不安で仕方なかったです。
だって、留年したらまた、イチから始めなければいけないんです。
1年生から、また、頑張らなきゃいけないし留年したとして、
果たして通うことが出来るのかと考えた時の私の答えはNOでした。
でも、そうしても私は卒業だけはしたかったんです。
いつか元気になったら大学だって、仕事だってしてみたいと心の底で
本当は思っていたから。(不登校の頃は外が怖くて出れなかったけど……)
でも、留年してからもこの学校では卒業はできないと留年する前から感じていたし、
これから頑張って通って留年せず卒業を目指せるのかと言われても無理でしかなかった。
正直、終わりだ……と思いました。
でも、そんな時出会ったのが通信制高校に転入するという選択でした。
私はその選択をして転入をしてから、負担なく学校へ通えるようになり、
自分のペースで楽に過ごし、高校卒業をすることができました。
でも、どうして楽に卒業をすることが通信制ならできたのでしょうか?
ちなみに、通信制高校でもちゃんと全日制高校と同じ高校卒業の資格が取れますよ!

卒業できた5つ
- 登校が少ない
- 先生・生徒が優しい
- 自分のペースで学習
- 勉強のフォロー体制
- クラスは少人数制
1.登校が少ない
通信制高校の特徴はなんといっても登校日が毎日ではないので、
負担なく通うことができて、卒業を目指せるということ!
通信制高校によって通う頻度は違いますが、私の通っていた通信制高校は、
基本1カ月に2回の登校で、第2・4金曜日の午前中・午後だけという感じでした。
あの頃の私にとっては毎日学校へ通うことは、精神的な面でも、体力的な面でも
苦痛だったので、通信制高校の月2回の登校スタイルに変えてからは楽になりました。
月2回だけなので、毎日人におびえて怖がることも無かったですし、
家から近いところにはなかったけれど、毎日朝早く起きなくて済んだので助かりました。
登校日が少ないというだけで、私の心の負担は大きく減り、全日制にいたときは
疲弊していたけれど、通信制転入後からは少しずつ元気を取り戻しました。
2.先生・生徒が優しい
通信制高校にいる先生とクラスの仲間はいい人たちばかりでした。
私の通信制高校の先生たちは皆、基本カウンセラー資格を持っていて、
どの先生にも相談しやすく話しやすい体制となっていました。
なので、何かあった時や学校で不安に感じたことがあった時は、
すぐに話しやすかったし、電話でも相談しやすく助かりました。
学校に入学するにあたっての些細な不安も、丁寧に聞いてくれましたし、
卒業してからも、お世話になった先生に学校の前を通った時は会いに行ってました。
気軽に会いたいなと思えるくらい素敵な先生ばかりでしたよ。
学校生活は見守ってくれる先生がいるから安心して過ごせましたね!
そして、友達も出来ました。正直、途中からの転入だし、人間関係は大丈夫かなと
心配していましたが、そんな心配はいりませんでした。
通信制高校には、様々な境遇の生徒たちがたくさんいました。
お金が無く、安い通信制高校で卒業を目指す人もいれば、大人になってから
高校卒業の資格を貰う為に来る人。中学時代、心の傷を負って通信制高校で学ぶ人。
持病を持っていて毎日通えない人。人間関係に不安を抱える人。
同じような境遇の人だって、たくさんいました。
だからこそ、皆、周りの人の気持ちや私の事も理解してくれることが多くて
関わりやすかったし、安心して学生生活を過ごすことが出来ました。
今まで、学校で辛い想いをすることが多かったけれど、
通信制高校で優しい友達に恵まれたから、明るくなれる自分がいました。
3.自分のペースで学習
通信制高校では自分のペースで学習ができました。
学校に毎日行かない分、家で取り組む課題が教科ごとにあって、
それを決められた期日までに決められた量勉強し提出します。
これが、家で基本取り組む課題なので、自分のペースで無理なく取り組めたんです。
家で取り組まないといけない分、わからなければ自分で調べたり、
本当にわからなくて困っていれば先生に電話してヒントを貰ったり、
解説してもらうことも可能だったので、安心して取り組めました。
家で自分のペースで取り組める分、辛い時や体調が悪い時などは課題を中断し取り組まず
その日はしっかり休むことが出来るので、自分の健康の為にも無理をしなくて済みました。
毎日学校へ通っている時は、今日は辛いから途中から休むとか、登校してからやっぱり帰る
ということをするのが、なかなか勇気が無くて出来なかったり、無理をしてしまったりで
上手くいかず、具合を悪くすることが多かったです。(ほとんど不登校だったけど……笑)
4.勉強のフォロー体制
勉強のフォロー体制は学校に毎日通わない分しっかりしていました。
私の学校は進学校ではないので、大学受験に向けた勉強ができるような
通信制高校ではなかったですが、勉強でわからない部分は先生に頼めば丁寧に
別で時間を作って教えて貰うことも出来ましたし、安心して取り組めました。
もしかしたら、今現在の通信制高校の中には、通信制高校でも
大学受験に向けたレベルの高い授業を受けられる高校もあるかもしれません。
そういった高校も、勉強のフォロー体制はしっかりしていると思います。
先生に何事も相談しやすいので勉強に関しても聞いたり、わからないことを
教えてもらいやすく、不安を取り除くことが出来るようになっていました。
5.クラスは少人数制
私が通っていた通信制高校はクラスが少人数でした。
なので、全日制高校不登校時代、対人関係にトラウマがあったり人間関係で悩んで、
人と関わることに怖さを感じていた自分は周りをそこまで気にすることなく通えました。
月に2回だけなので気楽に投稿できたのもありますが、私は人数が多い場所がどうしても
苦手で怖くなってしまい、目の前の物事に集中できなくなってしまうことも多かったので、
通信制高校で少人数のクラスに出会ってからは、楽に教室で過ごすことが出来ました!
教室に生徒が少ないと、自分の心の負担も軽くなるものです。
まとめ

卒業できた5つ
- 登校が少ない
- 先生・生徒が優しい
- 自分のペースで学習
- 勉強のフォロー体制
- クラスは少人数制
- 通信制高校は不登校経験生徒にとって負担が少ない!
- しっかりしたサポートで安心して過ごせるようになっている!
だから、私は卒業することができました。
卒業までの道のりは、先生や仲間が一緒に前に進んで支えてくれたので、
辛い想いをすることは無くなり、安心して日々を過ごすことが出来ました。
全日制高校にいた時は、もう卒業はできないと絶望していましたが、
通信制高校に通い始めてからは、未来に希望を持てるようになりましたね。
自分は通信制高校なんて、知らなかった未知の世界だったけれど、
人生には、自分を助けてくれる・わかってくれる居場所があるのだなと嬉しかったです。

